04.2013

H. Moser & Cie. に新風

MELB Holding は、H. Moser & Cie. の買収に続き、独立ブランドグループの設立を決定しました。今回の戦略的買収による組織の再編は現在も進行中で、Edouard Meylan(エドゥアルド・メイラン)が Moser Watch Holding の新しい CEO として任命されました。これに伴い、エドゥアルドが H. Moser & Cie. の経営も引き継ぎ、現在のチームがそのサポートに全力で当たります。H. Moser & Cie. では、これまでの価値を基に引き続き築いてきた起業家精神に溢れるエネルギーと新しい製品開発を披露すべく、来るバーゼルワードを非常に楽しみにしています。2012 年度末の時点で、MELB Holding は、H. Moser & Cie. の株式の大半を取得しました。MELB Holding は、家族経営の独立企業で、高級時計愛好家が好んで「シャウハウゼンの小さな真珠」と称する H. Moser & Cie. の将来性を確信しています。H. Moser & Cie. は、MELB の経験と、いずれも高級時計の製造に関して高い専門性を誇るパートナー時計メーカーのネットワークを活用することができるようになります。Georges-Henri Meylan(ジョージ・ヘンリー・メイラン、MELB Holding 会長)と Bill Muirhead(ビル・ミュアヘッド、同 CEO)は、H. Moser & Cie. の経営を確実に黒字に戻して 3 年以内には企業イメージを再び向上させることを目指すと明言しています。現在、H. Moser & Cie. は 50 名の有能な従業員を擁し、6 つの自社製キャリバー、研究開発部門、ムーブメントとケースを手掛ける技術部門、組立工房が支える独自の設計プロセスを有しています。MELB Holding では、質の高い製品を提供する優秀な企業として、また戦略的産業施設として H. Moser & Cie. ブランドが提供してきた 2 つの資産の価値を高く評価しています。同社の調速機構やヒゲゼンマイの生産管理は、商業かつ産業的観点からのブランド間の相乗効果の追求という MELB Holding の企業哲学に完璧に合致するものです。新しい経営体制

その目標を実現するために、MELB Holding は、エドゥアルド・メイランの CEO 任命を手始めとして、既存のチームにさらなる起業家精神を取り入れることを決断しました。メイランは、スイス連邦工科大学ローザンヌ校で修士号、ウォートン・スクール(UPENN)で MBA を取得し、Celsius X VI II の CEO にして共同創立者としての経歴を持つ、時計業界では有名な人物です。真の起業家精神に加え、デザインから販売流通に至るまで隙のない経験、そしてグローバル経営に関する総合的な能力を発揮してくれるものと期待されています。正式な就任は 2013 年 4 月 1 日ですが、2013 年の初頭からすでに精力的に活動を開始しています。Daniel Zimmermann(ダニエル・ツィマーマン)がエグゼクティブ・セールス・ディレクター、そして H. Moser & Cie. の中心として彼の補佐にあたります。ダニエルは 2005 年の入社で、これまで培った幅広い知識とブランドに対する情熱で貢献してくれることでしょう。経営陣に対しては、H. Moser & Cie. にマーケティング マネジャーとして入社した Yara Ainsworth(ヤラ・エインスワース)がサポートします。ヤラは、IWC とスワロフスキー社で磨き上げてきたマーケティング経験を活かし、マーケティングとコミュニケーションに関する幅広い見識に基づく活躍が期待されます。H. Moser & Cie. の再出発は、より強く、明確で持続可能なブランド イメージの確立を目指し、このように互いを効果的に補うチームが担います。ビジョンを支える重要な価値

シャウハウゼンの町をダイナミックな一大産業拠点に換えたハインリッヒ・モーザーのように、エドゥアルドはその伝統と歴史に敬意を抱きつつ、H. Moser & Cie. をこの地に根付かせてくれることでしょう。「私の目的は、今日までの成功の礎となってきた H. Moser & Cie. エレガントで繊細な魅力を保ちながら、さらに業界の基準となるブランド、メーカーに育て上げることです。長期的な展望としては、創造性を失うことなく、大手時計ブランドに代わる存在になることを願っています。ついに、新しいチームが、ダイナミックかつ積極的な手法をもとにスタート モードに入ったといったところです」