03.2019

H. MOSER & CIE.(H. モーザー社)がミニッツリピーターの真髄を抽出

フライング トゥールビヨンを備えたミニッツリピーターが回転する様子は、時間のチャイムを鳴らすための複雑なメカニズムが踊る「バレエ」のようです。H. モーザー社のエンデバー・コンセプト ミニッツリピーター・トゥールビヨンでは、ミニッツリピーターの 2 個のチャイムとハンマーの動きをダイアル側から見ることができます。つまり、耳と目の両方で魅力が感じられる時計です。シャフハウゼンに拠点を置く H. モーザー社は、本質への回帰を提案しており、このコンプリケーションの美しさを最も純粋な手法で紹介しています。ロゴもインデックスもないブラックラッカー仕上げのダイアルでは、ダイアルと金属素材が印象的なコントラストを生み出し、ハンマーとチャイムが精密な動作を披露します。2005 年から続く H. モーザーブランドが開発した意欲的な技術である 14 個目のキャリバーを使用しています。

エンデバー・コンセプト ミニッツリピーター・トゥールビヨンのために H. モーザー社は、最も伝統的なコンプリケーションに注目し、回転の動作を取り入れ、見事なフライング トゥールビヨンを組み合わせました。2 種類の形状のチャイムと、ミニッツリピーターのハンマーの輝きが、6 時位置のミニッツ フライング トゥールビヨンと絡み合うように、ブラックラッカー仕上げのダイアルを通して見えます。この創意の極致を開発するために、H. モーザー社はミニッツリピーターのエキスパート、MHC 社(Manufactures Hautes Complications SA)の専門技術を利用しています。両社は協力して、まったく新しいデザインを生み出し、チャイムとハンマーをダイアル側に配置して、美しいコンプリケーションを作り上げました。このためには、数多くの技術的課題を克服する必要がありました。特に、チャイム(精巧さを保つために、同じレベルに配置される)は、フライング トゥールビヨンの動作を妨げないと同時に、控えめなデザインという H. モーザー社の主眼を尊重するために、湾曲した形にする必要がありました。

ムーブメントとケースの製作では、時計の直径と厚さに関して精巧さを保つために、多くの労力が費やされました。スライドボルトが、完璧な滑らかさでスライドするようにテフロン製ランナーに取り付けられ、スペースを節約するためにメインプレートに組み込まれています。ムーブメントが収まると同時に、サウンドボックスに十分なスペースを確保するために、ミドルケースの幅を最大限にしました。これにより、時間、1/4 時間、および分を告げる 2 個のゴングの音が増幅されます。これは、さまざまなフィーラースピンドルから得られる情報に基づいて作動する 2 個のハンマーがゴングを叩く音です。これは、ミニッツリピーターのメカニズムに関しては、既に偉業と言えるのですが、さらに、深み、特定の長さ、澄んだ音色を併せ持つ美しい音を実現するために、ミニッツリピーターを完全に理解していることも必要でした。

6 時位置の目を惹くミニッツ フライング トゥールビヨンは、 スケルトンブリッジの背後に見え、精度と計時機能を高めるボールベアリングが取り付けられているのがわかります。古めかしさを感じさせない最新式のこのトゥールビヨンは、ロゴもインデックスもないブラックラッカー仕上げのダイアルの上に浮かんでいるように見えます。ブラック アリゲーターレザー製のストラップが、この美しい時計にエレガンスを加え、控えめなミニマリストスタイルのロマンチックなコンプリケーションに仕上げています。

疑う余地のない H. モーザー社スタイルの高級時計です。

技術仕様 – エンデバー・コンセプト トゥールビヨン・ミニッツリピーター